TOUR ARCHIVE
学園祭TOUR MISIA WHITE LIVE
デビュー時以来7年ぶりに学園祭ツアーを敢行したMISIA。原点に立ち返り、純粋に“音楽”を楽しんでもらいたい、そして7年間蓄積してきたものを新たなスタイルでみせていきたいと想い望んだ「MISIA WHITE LIVE」。
Schedule
2005/11/26 | 兵庫 | 甲南大学 | |
2005/11/13 | 東京 | 昭和女子大学 | |
2005/11/12 | 東京 | 慶応義塾大学 | |
2005/11/4 | 大阪 | 関西大学 |
Live Report
デビュー時以来7年ぶりに学園祭ツアーを敢行したMISIA。原点に立ち返り、純粋に“音楽”を楽しんでもらいたい、そして7年間蓄積してきたものを新たなスタイルでみせていきたいと想い望んだ「MISIA WHITE LIVE」。原点回帰ということろからDJ、マニュピレーター、ギター、パーカッション、ダンサーというデビュー時を彷彿させるようなシンプルな構成で行われた。
LIVE REPORT
OPENINGではDJ-TASHIによるスクラッチが始まったとともに、ダンサーが勢いよく踊り始め、その瞬間会場はまるでクラブに切り替わったかのように活気で溢れていた。そして『BACK BLOCKS』が流れた時、“WHITE”をメインとした衣装を纏った躍動感溢れるMISIAが登場。『Escape』、『Don’t Stop Music』、『めくばせのブルース』、『LAILA』、『GROOVI’N』と次々にHIPHOPメドレーを勢いよく歌い続ける。第一声を発したMISIAの力強い歌声、どこまでも響き渡る歌声には会場の誰もが震え上がっているように思えた。
手をのばせば届くような位置にMISIAがいる――。 誰もが衝撃を受けたデビュー曲『つつみ込むように・・・』が始まり、「こんにちは!MISIAです。今日ははりきって盛り上げていくので、みなさんも楽しんでいってください!!」というMISIAの言葉から会場は歓声が沸き上がり、観客全員が一気にMISIAワールドに引きずり込まれていった。
メンバー紹介では1人1人のメンバーとMISIAの歌に合わせて掛け合いが繰り広げられる。MISIAが歌でリズムを刻み、それに対しそれぞれ担当楽器で同じようなリズムと音で答えていく。そして観客との掛け合い。“隣の人の肩をポンポンポン”という観客参加型で行われたなんとも斬新なメンバー紹介。 次に女性ダンサーMICHIE,YOSHIEが登場。観客にはMICHIEチームは“腰ふり”YOSHIEチームは“胸ふり”といったそれぞれパフォーマンス指導が行われ、その振りを学園祭で初披露となった新曲『TYO』でMISIAは歌い、観客は歌に合わせて一緒に踊る。ライヴでのコール&レスポンスが必至のキャッチーなフレーズがフックとなったこの新曲でも全員の体は揺れ動き、観客もMISIAメンバーの一員として、“音楽(リズム)”を刻んでいた。
『BELIEVE』で魅せてくれた“DJとの掛け合い”ではこれまでにない新しいパフォーマンス。7年間進化し続けたMISIAがこれまでにいろいろなアーティストのライヴを観て刺激を受けこと、そして挑戦してみたいと思ったことがここで活かされており、MISIA自身も思いっきり楽しんでいるように窺えた。MCでは“ほっとけない世界のまずしさ”キャンペーンについて語った後、「愛をたっぷり込めて歌います」と『It’s Just Love』、『Everything』、『飛び方を忘れた小さな鳥』を渾身の力を込めて歌い上げた。MISIAの煌びやかで力強い歌声は会場の人々、世界中の人々の心の琴線に触れたことであろう。
「MISIA WHITE LIVE」で初めてMISIAを見たという観客も彼女の歌唱力には誰もが魅了され、そして何よりも感動を与えてくれた最高のライヴだった。デビュー7年を迎えたMISIAというアーティストが “音楽”を通してこれから何を伝えていくのか、与えてくれるのか、今後の彼女の活動は見逃せない。