2024.01.22

TOPICS

令和6年能登半島地震の被災地でMISIAが炊き出し支援を実施

1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災地で、MISIAが炊き出しの支援を行いました。

この土日に福井県で「25th Anniversary MISIA 星空のライヴⅫ Starry Night Fantasy」を開催し、13,000人を動員したMISIA。
北陸で多くの人を勇気付けたいとライヴに臨んだMISIAでしたが、「もっと被災者の力になりたい」という希望から、現地の関係者に必要な支援を聞き取り、ライヴ翌日に地震被害が最も大きかった能登半島で炊き出しの支援を行うことを決めました。

石川県は、2011年に津幡町で「MISIAの森」がスタートして以来関わってきた、MISIAにとって縁の深い場所で、実施に向けても事前に地元の自治体や避難所と細かく調整。
これまでも被災地で炊き出し支援を多く行ってきた「RACCOS BURGER」の皆さんと、地元「金沢レインボープライド」チームの協力を得た上で、珠洲市と能登町の避難所として使われている2つの学校で昼食と夕食、計500食分のカレーを準備しました。

炊き出しには俳優の小出恵介さんも参加し、サプライズで訪問して炊き出しに参加する2人に、避難されている方々も驚いた様子でしたが、一緒に写真を撮ったり、会話をしたりする中で、「来てくれて本当に嬉しい!」という声をたくさんいただくことができました。

珠洲市では避難所の中や授業中の教室なども案内いただき、MISIAは福井のライヴ会場から運んできたツアーグッズのタオルなどを直接手渡しながら、「体をお大事にしてください」「辛い中でも希望を持つことを忘れないでね」などと、1人1人に声をかけていました。

避難所によっては今も断水が続いていて、避難者は不便な生活を強いられています。暖を取るための灯油や下着や肌着などの日常生活に必要なものも足りていません。
避難所に向かう途中も、多くの家屋が倒壊していたり道路が至るところでひび割れていたり、復旧までには相当な時間がかかると感じざるを得ませんでした。

それでも、多くの支援物資が被災地に続々と運ばれている様子や、避難所を運営する方々の細かな心配りなど、復興や人の支援に対しての温かな動きも知ることができました。

能登地方では明日からまた厳しい寒さが予想されていて、避難されている方々も相当なご負担を感じられていると思います。
MISIAも避難者の健康を気遣いながら、「被災地に何が必要なのかを学び、これからも携わっていきたい」と語っています。
今はまだできることは限られていますが、復興への長い道のりに寄り添い、必要とされる支援を続けていきたいと思います。

そしてこのレポートが、皆さんそれぞれの場所で、「自分なりの支援」について、少しでも考えるきっかけとなればと願っています。

※今回の炊き出しは、地元の自治体や避難所と調整の上で、移動・実施をしています。
※避難者や子どもたちの写真は許可を取った上で使用しています。

 

文・写真
リズメディアスタッフ